ブログ名を考えられない人のブログ

思いついたことを書いていきます

ライブビューイングの仕組みと流出について

これはJsys Advent Calendar 2019 の5日目の記事です!

 

みなさんこんにちは!

Jsys19でインフラ担当を務めた、たこなすです。

1日目の記事を見ていただいた方はありがとうございました!

 

今回は(ネットワーク)インフラ担当らしく、しっかりとインフラのお話をしていこうと思います。衛星通信(放送)のお話です。

 

お前らオタクか?

みなさん、ライブビューイングをご存知でしょうか?

おそらく、陽キャの皆さんは、「あぁ!スポーツバーでスポーツのライブビューイング見てるよ!!」とか、言ってるかもしれませんがそれではありません。

ヲタクの皆さんに言わせればライブビューイングは「あぁ!映画館でやってるやつね!○ープラスがチケットご用意してくれないから仕方なく行ったよ!!」っていうやつだと思います。これです。今回はこの映画館でやっているライブビューイングの仕組みについてお話ししていこうと思います。また、なぜ世の中にライブビューイングの流出映像が出回っているのかをお話ししていきます。

 

ライブビューイングついての情報はなかなか無く、また、仕様も公開されていないことから、推測が混ざっていることもあるのでご容赦ください。また、この記事に書かれていることに関しては一切僕は責任を負いません。

と言っても僕もよくわかっていないので抽象的なお話になると思います。

 

映像が会場から映画館に届くまで

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大まかな流れ

大まかにいうと上の図のような流れで会場の映像が映画館に届きます。

僕はラブライブフェスの完全見切り席当たったけど君は?

会場に入ったことがある人はわかると思いますが、会場内には至る所にカメラが設置されています。このカメラはライブビューイングで使われるのはもちろん、ステージにある大きなモニターにも表示されます。そのため、撮影カメラで取られた映像は全て集められたあと衛星中継車・会場内のコントロール(映像スイッチ)に送られます。(ちょっとここらへん怪しい。)また、ライブビューイングの映像切り替えは中継車の中で行われます。

ライブビューイングの中継車はこのような感じです

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衛星中継車

 これは「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~」の現地会場(横浜アリーナ)の様子です。外にズラっと(国木田花丸ではない)中継車が並んでいるのが分かります。ラブライブサンシャインの衛星中継を担当している会社は株式会社テレテックです。乃木坂や欅坂のライブビューイングも担当しているようですね。

こちらのページにテレテックが所有している機材の紹介があるので興味のある人は見てみるといいと思います。ページを見ればわかるように、車内で映像の切り替え等のコントロールができるようになっています。

奥に見える大きなパラボラアンテナから人工衛星に向けて映像を配信します。

人工衛星

ライブ会場から配信された映像は人工衛星に届けられます。

その時によって使用される人工衛星が異なりますが、ライブビューイングでよく使用されるのは「Superbird-C2,B3」あたりです。

具体的に言えば、

「Superbird-C2」が使用されたのは

など

「Superbird-B3」が使用されたのは

などがあるようです。

以上のようにライブの時によって使用される衛星はまちまちです。最近では新しい衛星であるSuperbird-B3がよく使用されるようです。

www.jsat.net

上のページをみると、Superbird-B3は日本全域をカバーしているので、この衛星をつかえば、日本全国にライブ映像を届けられるという訳です。

映画館

映画館の機材を私は直接確かめることができなかったのでここは推測になってしまうのですが、映画館に設置されたパラボラアンテナによって衛星放送を受診します。

その放送をチューナーによってデコードし、スクリーンに投影しているものと思われます。

 

衛星中継ということは・・・・?

ライブビューイングにおいて、人工衛星を使っているということは、逆に言えば人工衛星からの電波を受信できる範囲にいる人ならば誰でも受信できるということです。

身近な物で言えば、BS/CS放送はいい例でしょう。日本全国どこでもみることができます。

ということは、皆さんもやろうと思えばライブビューイングの電波ををおうちで受信することができるという訳です。

近年ライブビューイングの流出映像がよく出回ってますが、これが大きな原因です。μ'sのファイナルライブの時に一気に話題になったかのように思います。

「中国から流出した!」「中国の映画館から流出した!」「中国ではライブビューイングをやるべきではない!」

との声が一時期上がりましたが、これは少し違います。なんせ、日本にいる人がおうちで受信して録画すればいいのですから。(もしかしたら本当に中国から流出したかもしれないけど。)

電波を受信するだけなら、パラボラアンテナと海外衛星用チューナーがあれば簡単にできます。

しかし、当たり前ですが、映像を見れるわけではありません。

なぜなら暗号化処理をしているからです。

問題なのはその暗号化を簡単に解除できてしまうということです。

SNG(衛星を使ったライブビューイング)放送は大体BISSという暗号化処理がなされていますが、この暗号は簡単に破ることができると言われています。これが流出の大きな原因です。

中国で出回っている衛星チューナーにはBISSの暗号を解除する裏コマンドを搭載したものがあるようです。

海外にも中継をした場合は、海外にいる人がこのSNGの電波を受信できるわけですから、映像を録画して流出させる・もしくは販売するという人が増えても何もおかしくありません。

先ほど紹介したSuperbird衛星は基本的に日本国内のみ電波が届く(ただし韓国・北朝鮮・台湾・中国の一部は大きなパラボラアンテナを利用することで受信が可能である)ので、この衛星を使った国内ライブビューイングのはずなのに映像が流出していれば大体は国内で流出しているのだろうと見当がつきます。

 

これに気付いて情報を発信している海外の人の記事を見つけました。

ライブビューイングがなぜ流出するか、記事にしている人は非常に少ないので、一読するといいかもしれません。

ということで、ライブビューイングの流出はSNGの技術上防ぎきれない部分があります。流出映像を見つけたらしかるべき場所にバンバン通報しましょう。

 

参考としてネットで拾ったパラボラアンテナの画像とチューナーの画像を載せておきます。 

 

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120cmパラボラアンテナ

 

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海外衛星用チューナー


 

あとがき

衛星放送に興味を持った人は是非色々調べてみてください。

普通は、衛星チューナーやパラボラアンテナは海外の無料放送を受信するために利用します。結局、正しく利用すれば衛星放送は大人の趣味で終わるはずだったのですが・・・

僕は趣味として直径120cmのアンテナ・海外衛星用チューナーが欲しいです。

うまくいけば朝鮮中央テレビも受信できます。


北朝鮮の朝鮮中央TVを日本で受信

では!